薬物医学は力の医学になり得るか

何れにしてもこのことは、薬物という物質依存の医学から生命という力の補給を目的とする医学への進出であり、誠に喜ばしいことである。

勿論シンノオル電流にしても、低周波電流にしても、在来の薬物と異なる点は、

薬物なるものは一種類の物質ではなく薬物中には目的以外の何ものかが混合された化合体であり、

その目的外の化合物が又他の障碍となり易いのであるが、

力の供給に至ってはこの点に於ける懸念がなく、生体にとって最も都合のよい手段である。

以上のごとく低周波電療器は、電力線から供給される低周波交流の電気を調整して、陰(−)若しくは陽(+)の極を任意に治療に使用するものであって、

シンノオル医療機は、物質の陰・陽の電位差から生じる電気(人体に発生している電気もこの理に従って発生するものである)の陽(+)又は陰(−)を、任意の形状に於いて治療に供給するものであり、

オシログラフで同一の波形に見えても決して同一ではない。

たとえ同一施術者が同一患者に同一電圧を与えたとしても、

低周波電療器とシンノオル医療機とでは、同一電流は決して通じ得ないということを、理論の上から断言することが出来るのである。

医学の力の科学への進出により、これまで患者が蒙り来たった薬物の被害はややこれを免れ得るばかりでなく、

電気は薬のように物質ではないから、

(+)の力が鎮静し得るなれば、(−)の力は興奮を与えるのであり、

(−)が破壊であれば、(+)は建設である。

しかも陽極まれば陰となり、陰極まれば陽となる大自然の真理に従えば、

(+)の供給永きに失すれば鎮静の極を越えて興奮となり、

(−)の力の供給永きに失すれば興奮の極を越えて鎮静となるのである。

このように力の(+)・(−)はその供給を誤るとも何等の厄害のないものであることは、諸君の熟知される事実で明らかである。

この意味に於いてもシンノオル医療は、全く無害、有効の治療であるといえるのである。

(月刊「シンノオル」・創始者(諏訪二山先生)遺稿「シンノオルの基本に還れ!」より抜粋させていただきました)

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シンノオル電子生理学

シンノオルは、電気がものを変化させて出来たイオンエネルギーが新たな物質を構成することによって、

食物が糖に→糖がリンパや血液に→血液やリンパが細胞に→又細胞が分解されて血液やリンパに消費される、

などのあらゆる肉体内の変化が生じており、そこにはものの差が平均しようとする自然の電気現象が例外なく介在している、と主張している。

そして新しい電気生理学から見るときは、刺激という定義を見出だし得ない。

この認識を容易にするために、複雑なる胃液中でなくとも、只の水の中に塩化ナトリウムを入れただけで、この塩化ナトリウムが僅かな時間で水中に自然分解されて、塩素とナトリウムのイオンエネルギーを生じる事実を、電気的に受け止めることが大切で、正にそれが真理を物語っていると思うのである。

このような変化が肉体のどこにも絶えず行われていることが人体電気であるから、肉体の各所におけるこの発電が円滑に行われ得ないところをシンノオル電流によって探索して、そこに自然に発生する電流を適当に与えることで、イオンエネルギーの過不足を調整するのがシンノオル健康法であり、

この健康法が完全に達成されることによって病症は存在し得ないと確信するものである。

シンノオル電子生理学では、シンノオル電流の(−)極は物質を破壊し、そこに(+)イオンが発生し、シンノオル電流の(+)極は同様にそこに(−)イオンが発生するのであると論じている。

低周波電療と言われる電流も殆どシンノオル矩形波電流と等しいものであるが、

その発電の根本が不自然なる人工発電による交流電気を調整して用いており、

オシログラフに現れる波形は同一に見えてもそこには視覚の誤差が生じているから、

シンノオル電流とは感覚においても治病効果に於いても相違点が認められると考える次第である。

このように現今医界にもてはやされている低周波電療といわれている電療は、我々電気の専門家から見るときは、

その治療電流は矩形平流、平流断続、三角形電流などを別々に使用するか、若しくはこれらの電流と平流とを併合させて使用するといった刺激治療を目的とする構想であって、

現代医学で我々の肉体を被刺激体であるという認識に基づいた治療であるから、

シンノオル電療とはその生理の根本を異にしている。

(月刊「シンノオル」・創始者(諏訪二山先生)遺稿「シンノオルの基本に還れ!」より抜粋させていただきました)

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シンノオル医療機の電流について

最近医界では、低周波医療機なるものがもてはやされているので、皆さんからシンノオル医療と低周波医療との電気の相違点について色々とお尋ねがあるので、ここに自然の電気と人為の電気とを明らかにしておこうと思う。

シンノオル医療機の電流はこの自然に発生する電流であり、現今医学界をさわがせている低周波電流は人工的な電気であることをご承知願いたいのである。

従って、シンノオル電流は生体に発生して居るものと同一種 類の電気である点から考えても、そこに無理がないわけであろう。

宇宙に於けるどんな生物でも、自然に発生する電気エネルギーで生きているのである。

人間もまた例外ではなく、自然に発生する電気で物質が壊れ、そこにイオンという力で新たなものが出来るという物質変化の循環で生きているのである。

そうしてシンノオル医療機は、人体に発生している電気と同一の理論に基づいて発生する平流電気を、人間の知覚神経に電気的な感覚を与える前に、その電流が肉体構成の物質を破壊し得る時間だけの条件を持つ、矩形波の平流電気を送るものである。

一般の低周波電療機の電気は、人工的に発生する低周波交流電気の周波数を調整して、周波数を低下することで波長を一層長くし、その(+)とか(−)とかの片方の波を矩形波又は長方形にしたり、又は低周数を殖やして三角形など刺激の目的に適応することに重点を置いて作られたものである。

この電療機について阪大ではI医博、千葉大ではS医博、教育大ではS医博、東大ではT医博とそれぞれご発表がある。

ご発表の内容は多少相違致しており、通流第三作用なるものを認められた方もあり、それを否定されている方もあるなど少し論争があるようだが、それは刺激という医学上の専門語の観察から起こる問題であって、その専門語を離れて電気物理学的な観察では、生体細胞間に起こる充放電作用の連続の結果と考えることがよいかと思われる。

(月刊「シンノオル」・創始者(諏訪二山先生)遺稿「シンノオルの基本に還れ!」より抜粋させていただきました)

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自然に発生する電気と人工的に発生する電気について

●自然に発生する電気とは

自然に発生する電気は、等しくない二つないしそれ以上の物質間に常に絶え間なく自然に発生するエネルギーである。

この重要で偉大なエネルギーはとかく軽く見られるものであるから、特に注意を怠らないで欲しい。

この自然の偉大なエネルギーの原理を応用して造られた発電器が乾電池或いは蓄電池である。

この自然の電気は我々の生体だけでなく、地中の水が陽の気に触れて雲となり、雲が陰の気に触れて雨を降らせたり、植物の種子が芽を出し、幹や枝葉を生じ、花を咲かせ、稔らせるなどのすべての変化の道程に、いずれもこの自然の電気なるエネルギーの介在しないところはない。

それは、すべての原子が電気を帯びた粒子の結合である、という物理学の定義によって、明らかな事実なのである。

地球上に存在するどんなものでも、ものというものはすべて原子から出来ており、原子は電気を帯びた電子などの粒子から出来ているのだ、ということが完全に証明された今日の科学からすればすべての物質は帯電体であり、その帯電体が変化する道程には必ず電気が発生する(電気の定義に照らして科学的に明らかである)。

これが自然に発生する電気なのである。

●人工的に発生する電気とは

電流が通過する周囲には磁気力が発生する。
その磁気力が電気導体に触れると、その電導体には又電流が発生する。

この理を応用して、機械的勢力を電気的勢力に変換する装置が発電機である。
この発電機から発生する電気は陰陽交互波形の電流である。
これが交流電気という電気である。
この波の数が一秒間に十万回以上あるものを高周波電気といい、現今盛んに応用されている無線通信、ラジオ、テレビなどは何れもこの電気応用の利器である。

波数の少ないものを低周波電流という。
このように機械的勢力を電気的勢力に変換して、人工的に陰陽交互の電流を発電した交流電気が人工的な電気なのである。

この事実から構想すると、すべての生命体に発生している最初の生命なるエネルギーは、自然に発生する電気でなくてはならない(帯電体である物質が変化する道程には、電気というエネルギーが発生せねばならぬことも科学的に証明される)。

この生体エネルギーでものを分解し、そこにイオンエネルギーが発生し、電気力の消費によって陽性の物質が消耗され、イオン力の消費によって陰性の物質が消耗され、この相い反する力の循環と、この二つの力によって相い反する物質の吸収が起こって、その消耗を補うことが生物を生かしている現象であろう。

(月刊「シンノオル」・創始者(諏訪二山先生)遺稿「シンノオルの基本に還れ!」より抜粋させていただきました)

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シンノオル電気治療の実際

シンノオルの電気療法とは実際にどんなものなのか。

機械はICなどを使っていない。
アナログ的なつくりである。リレーも機械式でカチカチと鳴る。

「人間が生まれるときは左右対称に細胞分裂していきます。
そうすると、電気の流れもだいたい左右対称なのです。

ところが、内臓皮膚反射があるときは左右が不均衡の数値が出てくるのです。

例えば肝臓が悪くなったときに、肝臓だけ悪くなるのならば表に出てこないわけです。

ところが、このごろちょっと顔色が悪いとか、色艶が悪いとか、病院に行ったほうがいいのではないかというのは、肝臓が悪くなった結果皮膚面などに表れてきたのです。

代謝が悪くなったり、活力が失われたりということを、この検査で見つけていきます」

導子を左右対称に当てていき、患者の内臓が表している皮膚のバランスの崩れを見つけていく。

シンノオルの電気療法機の導子を水に入れると、アルカリと酸性のイオン水に分かれる。

電流を流すことでこのような作用が起きることを主体にした電気治療なのである。

人体に電気を流すと筋肉に刺激作用が起きてピクピクするが、これを応用したのが低周波治療機。

電池の直流(平流)の場合は電気分解、化学作用が強い。
そのため、効果があるが電気火傷が起きてしまう。
刺激を与える低周波では火傷は起きないので、そちらが主流になっていったわけだ。

しかし化学変化が必要だと考えた創始者は、化学作用を持たせながら火傷を起こさないように工夫した。
点送で休みながら電流を送り、火傷が起こる寸前で止めるというのが特許である。

シンノオルの機械は、血液の流れをよくするということが第一義である。

電気をかけるとき、体内に電気的なエネルギーを与えながら、血液の循環を促す。体内にも電解質はたくさんあるから、撹拌する形になる。
撹拌されると、細胞にとって必要なものは再吸収し、要らないものは再吸収されない。血液の流れをよくすると同時に、老廃物も排出されていく。

老廃物を捨てるのを助けるために電解水の摂取も大切だ。
水を電気分解すると、人間に必要なミネラルがイオン化され、吸収しやすい。

身体の掃除をするには水という栄養のないものを入れて老廃物を取り去る方法が一番いい。
水なら老廃物を単純に出していく。

そうすると血液がきれいになり、血液がきれいになるということは、細胞一つ一つの環境が一番理想的な働きになってくる。
それが自然治癒力になるというわけだ。

シンノオルは電気を流して悪いところを検知しながら治療していく。データを積み重ねバランスが取れてくれば良くなったということがわかる。

昭和の戦前にこのような考えで国民の健康に資する医療機を開発したとは全く驚きではないか。

(機関誌「シンノオル」より抜粋させていただきました)

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